天才的ドクターの純愛〜封印したはずの愛する気持ちを目覚めさせたのは二十歳の彼女だった
「そんなことしたら嫌われちゃう」

「大丈夫だよ、逆に押し倒されちゃうかもよ」

「もう、最上先生は下品なんだから、大我先生はそんなことしません」

そして最上先生は私のために大我先生を呼びに行ってくれた。

「大我、真由香が呼んでるぞ」

「はあ?もう俺の手を離れたんだ、俺の患者じゃない」

「冷たい奴、これから真由香は手術を受けるんだよ、励ましてやれ」

「お前が執刀医だろ」

「あっ、そう、じゃあ、俺が元気づけてやるよ、濃厚なキスでもしてやるかな」

「駄目だ、何を考えてる」

「俺の励まし方に文句つけるなよ」

「わかった、俺が行く」

「キスしてやれよ」

なんかまんまと乗せられた気がしないでもないが、とにかく俺も真由香さんに会いたかった。

俺は真由香さんの病室へ向かった。

ドアをノックすると「はい」と真由香さんの返事が返ってきた。

俺は病室に入った、真由香さんの顔がパッと輝いて「大我先生、会いにきてくれたのね」そう言って俺を手招きした。

真由香さんには敵わないな。

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