天才的ドクターの純愛〜封印したはずの愛する気持ちを目覚めさせたのは二十歳の彼女だった
「どうしたんだよ、俺、まだ病院なんだけど、真由香に何かあったのか」

「いや、真由香は元気だ、実は真由香に子供欲しいって言われた」

「へえ、じゃあ、これからお楽しみか?」

「真由香を抱いてもいいか」

「はあ?真由香はお前の奥さんだろう、なんで俺にお伺いたてるんだよ」

「そうじゃなくて、真由香の身体への負担を聞いてるんだ、手術前にどうかと思って」

「おい、お前はそれでも医者か、自分で考えろl

「分からないから聞いてるんだろ?」

「じゃあ、俺が真由香を一生抱くなって言ったら、お前はプラトニックを貫き通すつもりか」

「そんなことは言ってないよ」

「大我」

最上の声のトーンが変わった。

「妊娠は避けた方がいい、これから強い薬を使う時もある、妊婦じゃない方がありがたい」

「そうだよな」

「ただ、今晩張り切るのは問題ない、思いっきり真由香を抱いてやれ」

「あのなあ」

俺はスマホを切った。

寝室に行くと真由香は寝ていた。
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