キミには絶対恋しない。

 実際、桜ちゃんも頭を撫でることは許されていない。というか、目も合わせない。

 ちなみに二人の席は、私の前後。横が桜ちゃんと、なっている。

 「朝から疲れた。癒しがほしい。」
 「ふふっ梨花ちゃんどこかのババアみたいだよ。」

 ニコニコしながらそんなことを言う桜ちゃん。

 (こ、怖っ!怖い、怖い!!!)

 「そこはせめておばあちゃんって言おうよ!!」

 ば、ババアって・・・・・・そんな可愛らしい顔で・・・・・・

 「突っ込むところそこなんだ。」
 「うわぁっ!」

 桜ちゃんと喋っていると横からニョキッと誰かが来た。

 「なんだ、びっくりさせないでよーーー春。」

 急に現れたからびっくりしてしまったじゃないか。

 あーあ、驚いて損した。
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