アンドロイド・ニューワールドⅡ
それではページを改めまして、琥珀ちゃんの解説をしましょうか。

言わずと知れた、Ⅱからの新キャラです。

続編があるとしたら、アンドロイドを一人増やそうとは思っていたので、こちらはアドリブではありません。

正式名称は、『Neo Sanctus Floralia』第1局所属、Sクラス2017番、コードネーム『キルケー』です。

アンドロイドの形式番号は、そのキャラを閃いた当日の日付をつけている、と前作のあとがきで言いましたが。

琥珀ちゃんを思いついたのは、2月17日でしたので。

217番だと、瑠璃華ちゃんや碧衣君に比べて、めちゃくちゃ数字が若いなぁと思い。

2の後に0を挟み、2017番になりました。

しかし、今度はかなり最近のアンドロイドって感じになっちゃった。

だって、瑠璃華ちゃんが1027番でしょ?

琥珀ちゃんが造られたの、瑠璃華ちゃんのほぼ1000人後じゃん。

そう思うと、凄い歳の離れた後輩って感じがしますね。

日付なんて安直な由来で番号を決めた、その弊害がここに現れてますね。

実際琥珀ちゃんは後輩です。

所属は第1局です。

ところで、この『Neo Sanctus Floralia』。第4局だの第2局だの、様々な局に分かれていますが。

局が分かれてるからって、別段何か大きな違いがある訳ではありません。

上下関係も全くないです。ただ分かりやすく数字で分けてるだけです。

違いと言えば、造ってるアンドロイドに、ちょっとしたコンセプトの違いが出ているだけです。

第1局のアンドロイドは負けず嫌いな性格だったり。

第2局のアンドロイドは、アンドロイドとしての性能にちょっと長けてたり。

第4局のアンドロイドは平和主義者だったり。

まぁ、これらは局長の方針の違いですね。

大して差はありません。個性の範疇です。

そこで登場した、第1局の琥珀ちゃん。

瑠璃華ちゃんも大概ですが、琥珀ちゃんは実は、それ以上に美少女だったりします。

碧衣君にも宣戦布告紛いのことをしていましたが、実は彼女も瑠璃華ちゃんみたいに、自分がアンドロイドであることを隠してはいません。

よって、傍から見れば、結構イタい言動をしています。

が、実は琥珀ちゃんのクラスは、瑠璃華ちゃんのクラスと違って、割と優しい子が多い上に。

琥珀ちゃんがあまりに美少女なので、瑠璃華ちゃんみたいに、クラスメイトからかわれたり、敬遠されたりはしていません。

なので、高校生のクラスに出入りしたり、車椅子の奏君と仲良くしたりしながら、自分のクラスでもそれなりに、クラスメイトと仲良くやれています。

と、いう琥珀ちゃんの裏設定。

碧衣君ほどではないが、それなりに世渡り上手。

やっぱり美少女は正義なんだなぁって。

お菓子作りが上手とかいう、女子力を感じさせるステータスをお持ちです。

今のところ、瑠璃華ちゃんほど多くの感情を学んではいない琥珀ちゃんですが。

負けず嫌いな彼女のこと、きっと遠からず、瑠璃華ちゃんのように様々な感情を学習することでしょう。

美少女だしな(←ここ重要)。



そして、そんな琥珀ちゃんを作った局長。

橙乃局長のご紹介を。

と言っても、紹介するところはそんなにありません。

礼儀を知らない訳ではないんですが、誰よりも負けず嫌いな性格です。

別に周りを蹴落とそう、自分で一番であろう、とは思っていません。

ただ純粋に、負けず嫌いなだけです。

その負けず嫌いな性格を、琥珀ちゃんも受け継いでいるんですね。

桜崎は人生負けっぱなしなので、負けず嫌いな人の気持ちはよく分かんないぜ。

負けたって良いじゃない。




次、前作より出番の増えた、第2局の碧衣君。

奏君と碧衣君がごっちゃになって、「あれ?どっちだっけ?」と何度か迷ったのは、私だけではないと思います。

作者だって間違えてるくらいだから、皆さんが間違えたとしても、何ら恥ずかしいことではありません。

まともなのが奏君、ヤンデレなのが碧衣君です。

彼は私の、お気に入りのヤンデロイドだからなぁ。

相変わらずの紺奈局長大好きアンドロイドですが、紺奈局長が絡まなければ、比較的彼はまともです。

そして、紺奈局長の評価を上げるという目的の為だけに、頭良い美少女とパフォーマンスで付き合うという。

大罪人ですよ。

そんな美少女と、よく付き合えたもんだなぁ。

舌先三寸で言いくるめたんだろうなぁ。

碧衣君は、アンドロイドの中で一番常識の外にいますが(ヤンデロイドなので)、同時に誰よりも世渡り上手です。

なので、誰よりも人間に興味がないし、人間の感情も学習していませんが。

人間の振りをするのは誰よりも上手という、矛盾したアンドロイドです。

彼はただ一貫して、紺奈局長が好きなだけです。

そういう意味では、一途なんだけどなぁ。

どうでも良いですが、この作品で碧衣君が誰よりも好きです。個人的に。
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