涼やかな風

存在


拓徒?なんかおかしい。

どうしたの?って聞きたいけど聞けない。
それは、拓徒にもプライドがあると思うから。

私にとって拓徒はすっごい大きな存在。

きっと、拓徒にとってもそうだと思うんだ。


だからこそ、支えてあげたいと思う。
私はまだ子供だからそんなに力になれないかもしれない。
だけど、そばにいることはできる。
話を聞くこともできる。


小さなことだけど、拓徒の力になれていますか―??




拓徒は抱きしめる力を強めた。

「紗和・・・・」

「どうしたの?」

優しく、聞いてみた。

「こんな俺でもいい?」


どういうこと―?
< 28 / 242 >

この作品をシェア

pagetop