にじのみち。
その一言で全てを悟った。
嘘でしょ?
私、陽菜のこと1人で部屋に置いてきちゃった。
すぐ戻ってくるねって言ったのに…。
嘘ついちゃった。
ごめん。ごめんね。陽菜。
1人で怖かったよね。私、最低だ。
そして陽菜の笑顔を見ることも
一緒にパズルすることももうないんだ…。
止まっていたはずの涙がボロボロこぼれる。

女の人はまた私を抱きしめてくれた。
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