鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
小さい時からずっとずっと私を守ってくれるお兄ちゃんが大好きで仕方なかった。


お兄ちゃんの私への愛には負けるけど。


喧嘩が強くて、誰が相手でも簡単に勝ってしまうから、私に近づく男の人はみんなお兄ちゃんの手で始末される。


そんな怖いことを平気でしちゃうようなお兄ちゃんだから、だから……鳳条先輩には会わせたくなかった。


なのに………………




「お前だれ。」


「鳳条 狼と申します。」



威圧的な態度で鳳条先輩を見るお兄ちゃんと、凄く礼儀正しい態度で、でも、お兄ちゃんに負けないくらいの鋭い眼光で私の隣に立つ鳳条先輩が……



そこにいた。
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