明日には居ない君の物語
「ほんと、毎回ごめん…」

「謝んなって」

「…うん」

そしてやっぱり要には敵わないや。

「んで、吸入は?なんでしなかったんだ?」

「そ、それはぁ…ぁははあははは」

聞かれたくないっ!これだけは!!

逃亡するのみ!!

「何しれっと逃亡しようとしてんだ?ああ"?笑って誤魔化そうとするな!」

ガシッと肩を掴まれ逃亡を阻止される。

これはもう、逃げられる気配なしっ!

絶対絶命だぁ!!!

「じ、実は…今日、吸入、忘れまして…」

「は?」

うわー、怒ってるよ〜!
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