婚約破棄から始まる恋2~捕獲された地味令嬢は王子様に溺愛されています
 
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 そして、現実は確実にやってくる。

 お父様に呼ばれた。
 ずっと保留にしていた三男との縁談。毎日のように攻勢してくるお母様を上手く躱して対応していた。それでも話はなくなることはなかった。

「そろそろ、ロジアム侯爵家との縁談の返事を聞きたいのだが、どうだね」

 お父様がおもむろに話し出す。お母様は固唾を飲んで見守っている。緊張を孕んだ沈黙に肌がピリと痛んだ。

 本音は断りたい。けれど、そんなことが出来るわけはない。
 レイニー殿下との結婚はないとお父様から断言されている。その状況でロジアム家との結婚に否を唱えることは難しい。

「侯爵夫妻もこの縁談を喜んでいてね、是非にと言われたんだよ。ビビアンであれば申し分ないと。わしらもよい組み合わせだと思っている。だからこの縁談をうけてもらえないだろうか」

 
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