✧*。最愛✧*。
二人の姿を視界の端に捉えたまま バイクの鍵を差し込み、ハンドルをグッと握り締めた
「お疲れ。乃愛、気を付けて帰れよ」
何で鈴香がいるの?
二人で何を話してたの?
何で泣いてる鈴香を抱きしめているの?
聞きたい事が次から次に溢れてくる
でも…聞けない
今の私は、聞ける立場じゃない
込み上げてくる黒い感情を無理やり抑え込む
「……お疲れ様」
雪夜の顔を見る事なく、エンジンをかけ その場を去った