✧*。最愛✧*。
「……雪夜。ゴメン、待っててあげられなくて」
こんな事、言いたくなかったけれど…
「人の心は移ろいゆくもの……だよ。時間の流れと同じように、人も また変わっていく。私は、雪夜が好きだった頃の私じゃない。だから、もう雪夜には会わない」
そう言い放った私を映した黒い瞳が涙で滲んだ
その涙を隠すように俯く彼に、私は何もしてあげれない
今の私がしてあげれるのは…彼の不安を取り除いてあげる事くらい
「玲央、家に帰ろう」
そう言って冷たくなった手を握り締めた