✧*。最愛✧*。
「クローゼットの中にあったんだ」
「……いいの?」
少し困った顔で笑う雪夜
「うん。お前のだから…。ほら、乗りなよ」
私は今、どんな顔をしているんだろう……
複雑な気持ちのままヘルメットを被り、雪夜の後ろに乗った
雪夜のお腹に腕を回すと、懐かしく感じる背中
細いのに、ガッチリした雪夜の背中に頬を寄せた
バイクは少しずつスピードを上げていく
暫くすると風に乗って潮の香りがしてきた
海はもうすぐだ