淡い月
夜ご飯の具材を買って電車に乗り、月さんの家に着いた。




「ベッドは今週中には届くと思うけどとりあえずそれまでベッドで我慢してね。」




「俺がソファで寝ますよ。」




この家の主人がソファで寝るなんておかしな話だ。




「成長期の男の子にソファで寝かせるわけにはいかないよ。私のベッドで申し訳ないけどちゃんと体休めないと。」




「じゃあ、一緒に寝ましょうよ。」




月さんのベッドはダブルスくらい広いから二人で寝ても大丈夫だ。



スゴイをことを言ってるようだけど、月さんがソファで寝るくらいなら......。

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