秘密の恋はじめませんか?
車いつから運転してないんだろう

免許は18で取ったけど車を持つ必要もなかったから結局それから運転したのも親の車を数回ぐらい?

…凛を乗せるどころじゃなくないか!?



迎えた律との運転練習の日

自分の車は持ってないから律の車を借りる

「ぶつけんなよ優雅 この車高かったんだからな」

「気をつけるけど、ぶつけたらごめん」

えーっと確かブレーキを踏んでからシフトレバーをDに入れて…

「待って優雅!バックで出なきゃ行けないからRだR!」

「あーそうだわ」

Rに入れ直してブレーキを緩める

「うわ!優雅ハンドル反対に回してるよ!逆!逆!」

「え?あーごめん」

「お前ほんとにやばいって教習所で教習受け直した方がいいんじゃない?」

「そんな時間ない…けど俺も今の状態で凛乗せるのは不安」

「優雅が運転していくのは辞めるのが懸命だな」
と律は苦笑いする

「…そうだな」
悔しいけど言い返せない。
凛を危険な目に遭わせることなんてできない。
だから律の言う通りにすべきだよな。

「凛ちゃんって免許もってないの?」

「それって凛に運転させるってこと?」

「だって優雅じゃ危ないじゃん」

「でも…もしできたとして凛に運転させるとか俺かっこ悪くね?」

「運転好きっていう女の子だっているし、男が運転しなきゃかっこ悪いなんて一概には言えないよ」

「…ダメ元で練習させて」
やっぱりプライドが許さない

「…分かった気済むまでやれ」
律はやれやれと呆れた様子でそう言った

「ん。ありがと」

「でも俺の車ぶつけんなよ」

「…努力はする」

「うわぁ先行き不安だ」
となんだかんだ言って俺の練習に付き合ってくれる律
< 19 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop