学年イチ人気者の不良くんと溺甘同居しています(仮)



「味噌汁できたら、ぬか漬け切ったから盛り付けてくれる?」

「うん、了解です!」


 お母さんの言ったとおりに私は野菜のぬか漬けを小鉢に盛り付けをしてテーブルに配膳する。それからご飯も盛って、味噌汁も注ぎ、箸も並べて朝食は完成した。


「お父さん、ご飯出来たよ」

「うん、行く」


 お父さんは新聞を閉じると、こちらに来て自分の椅子に座った。いつものように三人で食卓を囲んで食べた私は「ごちそうさまでした!」と言い、一度自室へ戻った。

 自室に戻るとハンガーにかかっている制服を手にとった。パステルピンクのブラウスにグレーとピンクのチェックスカート、ベージュピンクのブレザーを着て細長いピンクのリボンを付けた。

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