素直じゃない君は。
「俺たち、付き合う?」

「え?いや、ないでしょ笑」

幼馴染みと初めて体を交わした日、あまりにも

色気のない会話で朝を迎えた。

「え、なんで笑」

「だって好きじゃないでしょ?私のこと」

「え、いやまぁ…」

「那央にはもっと、素敵に人と恋をして欲しいの」

そう言われ、彼女と恋をしたかったのは、

自分だけなんだとようやく気がついた。
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