ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜
「……未紘って呼ぶまで離してあげない」
さらにグッと唇を押しつけて、強く感触を残そうとしてくる。
こんなキス許しちゃダメなのに……っ。
唇が触れた瞬間……昨日みたいに身体の内側が熱くなって……もっと欲しくなってきてる。
「……忘れちゃった? 俺とのキス」
「はぁ、ぅっ……」
「あんなにきもちよかったのに」
「んっ……ぅ」
心臓が激しく音を立てて、頭の芯からぜんぶ痺れちゃいそうなくらい甘すぎる刺激。
「……そんなとろけた顔して。きもちいい?」
「んぁ……」
「……キスされて発情したんだ?」
身体の熱がさらにグーンとあがって分散しないもどかしさのせいで、言われてることが全然頭に入ってこない。
「んじゃ、もっとしてあげないと発情治まんないね」