俺の側にずっといろ、生涯お前を守る
第四章 気になるスマホの相手
別に俺に対して好意を持っていてくれてるわけじゃないってことだよな。

俺はまりえさんを抱いたなら、いや抱かなくとも誰にも渡したくないと言う気持ちが溢れていた。

私は久崎社長に呼ばれなかったらと思うと怖くなった。

真山さんはどう言うつもりであんな事言ったんだろう。

もう、分かんない。

あれから全く仕事がはかどらなかった。

終業時刻になって真山さんの元に向かった。

どうしよう、なんかドキドキする。

真山さんはスマホを見ていた。

彼女とLINEしているのかな。

それとも、思いを抱いている女性と連絡しているのかな。

真山さんは私に気づいて車から降りて助手席のドアを開けてくれた。

「お疲れ様です、どうぞ」

私は助手席に座った。

「今、誰と連絡していたの?」

「誰とも連絡はしていません、ニュースを見ていただけです」

「そう」

「出発しますよ、シートベルト閉めてください」

私はシートベルトがうまくいかず、孫ついていた。

「自分がやりましょうか、失礼します」

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