俺の側にずっといろ、生涯お前を守る
いっぱいキスしてほしいし、なんかもっともっとって思っちゃう。

はじめてなのにこんなに感じちゃって大丈夫かな。

その時、興奮がドンドン昇り詰めていき、身体が仰け反って最高潮に達した。

「まりえ、可愛い、ほら、俺も最高潮に達したいって言ってる」

亮は私の手を彼自身に触れさせた。

私はびっくりして手を引っ込めた。

「これからが本番だよ」

「ねえ、一つ聞いてもいい、誰とでも名前呼び合ったら、最高潮に達すること出来るの?」

「いや、相手をどの程度愛しているかってことだと思うよ」

そして私は亮とはじめてを経験した。

私は亮を愛していると確信した。

でも亮は誰が好きなの?

私のことは依頼だから抱いてくれたんだよね。

私はこれでお見合い相手と結婚出来ると思った。

朝、目が覚めると、隣に寝ていたはずの亮がいない。

寝室からキッチンに向かうと、朝食の支度をしていた。

「まりえ、おはよう、顔洗っておいで」

亮、敬語じゃない、えっ、どう言うこと。

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