キミの同担拒否
***


(side 悠李)


それは多分小学3年生くらいからだった。




俺はまぁ世間で言う賢い子で、毎日夜8時45分までには布団に入り、朝6時30分に起きるという生活を小さい頃から続けていた。


しかし小学3年生頃から勉強が楽しくなってきて、夜な夜な勉強することが増えた。

時には当時の俺には考えられないほど遅い、10時とか11時までお小遣いで買ったドリルや参考書を解いていた


そう、これが始まり。


俺の母さんは専業主婦で、父さんが普通のサラリーマン。

父さんの帰りはいつも遅くて、いつも12時を回るか回らないかの時間に帰ってきていた

だから、父さんが仕事から帰ってきた姿を見ることが本当に無かった。



夏休みに入ると、俺は次の日に学校がないという安心感から、さらに夜遅い時間まで勉強するようになった


それはある日の深夜12時頃のこと。

さすがに眠くて、寝ようとした時、玄関が開いた音がうっすら聞こえた

父さんが帰ってきた......

これが初めてで、とてもワクワクしたのを覚えてる。
< 127 / 321 >

この作品をシェア

pagetop