キミの同担拒否


今でも思い出す

あの辛そうなルイくんの顔を

あおいやユウリくんからも不思議そうな目で見られて

居た堪れなくなって。



「……本当に、辛かったっ、」


どんどん荒れていく自分の部屋

どんどん壊れていく心

なんどもハサミを手に取った


だけど、弱い自分は…出来なかった


苦しいのに、この苦しみから逃れる唯一の方法も怖くてもう何もかも、生きてることでさえ怖くなった


「そんなおとめが、今日ずっと笑って、お腹痛くなるまで笑って、っ、こうやってルイくんとお話しできてるのは…全部みんなのおかげでっ、」


みんなの顔を思い出すと

さらに涙が溢れてくる


「あの時のっ………っ、ぅ、自分に……大丈夫だよって…っ、……友達が……そばにいるよって、伝えたいなってっ、………思った…」


あの孤独な自分に

ううん、孤独だと錯覚していた自分に

苦しくて、寂しくて震え泣いていたあの時の自分に。


「……今、すっごい幸せだよ……ありがとうルイくっ…!?」


ルイくんはおとめを抱きしめた。




「…生まれてきてくれて、ありがとう。生きててくれて……ありがとう。」





そんな言葉、ズルすぎる

涙が止まらないじゃんか

…止まらないじゃんか



今までで楽しかったことを思い出せばいつもあの3人がいる


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