白馬の王子と風の歌 〜幼馴染は天才騎手〜
――彼は、誰よりも輝いていた。
誇らしげに勝利インタビューに応えたハルマは、いたずらっぽく笑いながら全国に向けて発言する。あたしを仰天させるサプライズなヒトコトを添えて。
「この勝利を、愛する恋人に捧げます。フーカ、結婚しよう!」
――白馬に乗った王子様は実在した。
思わず知らないひとのふりをして逃げ出したくなったが、そういうわけにもいかず。あたしは卒倒しそうになりながら、関係者通用口の前に赴き、彼の告白を受け入れたのだった。
その後、マスコミに彼が追いかけられたのは自業自得である……もう知らない!