青春の備忘録

1月──試験大一番

 年は明けて1月、いよいよセンター試験の日である。
 特に懸命に準備をしたわけではないので全部解いてしまって早く家に帰ろうという一心で試験を受けた。
 試験前に担任の先生と面談をしていたが、二次試験を受ける大学は原則、その学科を本命にしている人がいないこととA判定以上が条件となっていた。
 私の強みである英語を活かせる国立大学はおおよそ第一志望に持っている人がいたので、全員の最終的な志望状況を決めて受験校を決めると言われたが……。
 最後の腕試しとも思って受けた。
 この日は雪のちらつく、センター試験らしい日だった。
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