美しき微笑みのあの人に恋をした。




「完了!」

「お疲れ様です。」

「選んでくれてありがとうね。三日以内に描いてくれるそうだよ。早いね。僕なら、そんな早くには多分無理だね。」

早いとかなんとかより、表紙自体無理ですよ。
そこらへんの素人には描けませんってば。



「出来上がりが楽しみですね。」

「そうだね。あらすじや主人公のイメージを伝えたから、どんな風になるのか、本当に楽しみだよ。
あ、それで、他の情報は?」

「あ、えっと、サイトには掲示板があるので、そこで宣伝したり、SNSで宣伝したりすると良いらしいです。」

「宣伝か~……」

あら、その声はやりたくない感じだね。
でも、宣伝しないとなかなか読んでもらえないみたいだよ。
読んでもらいたいなら、もっと頑張らないといけないのに。



(あ!)



「それから、コンテストに出すのも良いらしいですよ。」

希望はないとはわかりつつ、一応、伝えておいた。



「なるほど。そりゃそうだよね。
入賞したら、読んでくれる人もいるだろうからね。」

そう言って、KRさんはパソコンの画面を見つめ始めた。
KRさん、宣伝はいやなのに、コンテストには食いつくとは。
ちょっと、自信過剰なんじゃないかな?
でも、そんなことは言えない。
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