ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
 狼隊長が来て、とても嬉しそうなエリナの様子に、人魚のルールーは「よく懐いた子猫ちゃんね。微笑ましいわ」優しく笑った。

「それにしても、お豆腐がたくさんできましたね、ミメットさん」

「ああ、まさに売るほどできちゃったね」

 ルールーとミメットが顔を見合わせた。

 豆腐は傷みやすい食材なので、冷たい水に浸して冷蔵庫に入れておくのだが、限度がある。

 エリナは氷水に浸かった大量の豆腐を前にしてしばらく考えてから「まずはわたしたちでお豆腐の試食をしましょう」と言った。

 エリナとミメットとルディ、ルールーにイーシー、うさぎのジャン、そして一番の功労者であるゴリラのガットンは、「ありがたき糧を」とテーブルに置かれた豆腐をスプーンですくい、口に入れた。

「……さっきの汲み上げ豆腐に比べて、しっかりとした噛みごたえがあるね。なんだか肉を食べているようだよ」

 ミメットが豆腐を味わいながら言った。
 最高に質の良い大豆とにがりで作られた豆腐は、味が濃くて旨みも強く、布の袋で水気を切られたので堅めに仕上がっている。
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