もふもふ、はじめました。
昨日はかなり険しい顔をしていた枝野さんだけど。今朝は爽やかな笑顔だ。ほっと息をついて、自分の席に腰掛ける。
ん? パソコンのディスプレイに昨日にはなかった青い付箋が貼ってある。誰かから連絡事項かな。
『18時、書庫室にて待つ。吉住』
私は慌ててその付箋を外して、手帳型のスマホのカバーを開いて貼り付けた。
吉住課長だ。
誰かに見られたらどうするの? 付き合っている事を隠している訳じゃないけど……私は立ち上がって海外事業部の方を見た。
一瞬だけ見えた笑った綺麗な顔が、すぐに座ったのか見えなくなってしまった。
「如月さん? どうしました?」
立ち上がったまま、動きの止まった私に岸くんが心配そうに声をかけて来た。はっとして、私は慌てて席に座った。
「あ、何でもない、よ。ごめんね」
ん? パソコンのディスプレイに昨日にはなかった青い付箋が貼ってある。誰かから連絡事項かな。
『18時、書庫室にて待つ。吉住』
私は慌ててその付箋を外して、手帳型のスマホのカバーを開いて貼り付けた。
吉住課長だ。
誰かに見られたらどうするの? 付き合っている事を隠している訳じゃないけど……私は立ち上がって海外事業部の方を見た。
一瞬だけ見えた笑った綺麗な顔が、すぐに座ったのか見えなくなってしまった。
「如月さん? どうしました?」
立ち上がったまま、動きの止まった私に岸くんが心配そうに声をかけて来た。はっとして、私は慌てて席に座った。
「あ、何でもない、よ。ごめんね」