相思相愛・夫婦の日常~はる♡もも編~
「やっぱり、着なきゃダメ?」
「やっぱり、着なきゃダメ!」

ベビードールを手に、永遠を見上げる百枝。

「はい。俺が着せてあげるから、着て見せて?」
ベビードールを取った永遠は、百枝に着せた。

可愛らしい百枝に合わせて、ピンク色のふわふわした形のベビードール。

「……/////」
(可愛い…////可愛すぎだろ、これ////!!)

恥ずかしさでモジモジしている仕草でさえ可愛い。

永遠は百枝を抱き上げると、いつものようにベッドルームに連れていき、ベッドに優しく下ろし組み敷いた。

「ももちゃん、可愛い…
…………それに、えっろ…////」
「恥ずかしいよ……////」

「あぁ…ずーっと見てたい……」

みるみる顔だけではなく、耳が赤くなっていく百枝。
「うー、もう見ないでよ…////」
組み敷いた永遠に、両手をベッドに縫い付けられている為、手で顔を隠すこともできない。

「フフ…可愛いなぁ~、でも目が離せないんだよね~」
「やっぱり、着替えていい?」
「ダーメ!」
「じゃあ、見ないで…」
「えー!可愛いのにぃー」

「もう、恥ずかしすぎてどうにかなる……////」

「フフ…わかった!
…………愛し合おうね…」
ゆっくり口唇が重なった。

啄むようなキスから、少しずつ深くなって舌が絡んで息の仕方がわからなくなる。

身体が熱って、永遠の口唇が百枝の身体に落ちていく。
所々、強く吸い付かれて百枝の甘い声がベッドルームに響く。

そんな可愛い百枝の反応と声に、永遠は更に煽られる。

「ももちゃん、手…繋ご……」
これは“繋がろ”と言うサイン。

「ん…」
指を絡め合って手を繋ぐ。
「ももちゃん、力抜いて……」
グッと、永遠が中に入ってくる。

「はるく…」
「ももちゃん…ももちゃ……百枝…好き、好き、好き……大好き……」

あぁ…なんでこんなに気持ちいいのだろう。
好きな女とのセックスは、なんでこんなに幸せなんだろう。

永遠は百枝を抱いていると、目頭が熱くなり鼻の奥がツンとして涙が出そうになる。

好きとか愛してるとかでは表現できない何かが、永遠の中に溢れて止まらない。


あぁ…もう、死んでもいい━━━━━

そう思える程に、永遠は幸せを噛み締めていた。

< 7 / 45 >

この作品をシェア

pagetop