吸血鬼との世界
~本家~
「おかえりなさいませ。零夜様、美鈴様」
美鈴はお辞儀をした。
「優二、母さんたちは?」
「応接室にて九(つくも)様とみみかお嬢様とお待ちです」
「そうか、わかった、行ってくる」
「はい、行ってらっしゃいませ」
応接室に向かった。
~応接室~
【コンコン】
「はい」
「零夜だ」
「入れ」
「零夜くん!!!」
入った途端零夜に女性が抱き着いてきた。
「零夜くん、大きくなったわね!!今いくつかしら??私が最後に会ったのは中学だったかしら!」
「ご無沙汰しております。みみかさん。私の彼女以外に抱き着かれたくないので離れてください」
「彼女?あ、ごめんなさ~い!いるの気づかなかったわぁ~!!」
あからさまな批判だった。
一緒に入ったのだから気づかないわけがない。
「彼女ってことは、あなたが零夜くんの対??」
「はい、零夜の対の月下美鈴と申します」
名乗ってお辞儀をした。
"バシャ”
「あ、ごめんなさ~い!手が滑って水かかっちゃったね!ごめんなさ~い!私ったら、おっちょこちょいだから~!」
「美鈴ちゃん!」
香月がすぐタオルを持ってきて髪を拭いてくれた。
「服まで濡れてるわね、こっちへ、服着替えましょう?」
「・・・はい」
美鈴は香月に連れられて席を外した。
「・・みみか、てめぇ、俺の大事な対に何してくれてんだ?」
「零夜、落ち着け!」
「うるせぇ、俺はみみかの野郎に聞いてんだよ、おい、みみか、俺の対に何してくれてんだ??」
「な、何って、ちょっと手が滑って水が・・」
”バシャ”
「あ~わりぃな、ちょっと手が滑ったわ、ごめんなさ~い!」
零夜は出されていた水のグラスをみみかにぶっかけた。
「でも、大丈夫だよな~?美鈴はもっと大量に水かけられたし」
そう、みみかは自分の近くにあった花瓶の水をぶっかけたのだ。
「俺がかけたのはグラスだからそんなに入ってねぇもんな???」
「・・・っ!!」
みみかは悔しそうな顔をした。
「着替えてくる!!」
「着替え??お前、替えなんてあるのかよ」
「・・香月さんに頼んで服貸してもらうのよ!!」
「母さんは美鈴を傷つけたやつに服を貸すわけねぇだろ」
「え・・」
「母さんはな、美鈴のことを本当の娘のように大事にしてるんだよ、父さんも、ここで働いてる屋敷の使用人たちも。みんな、美鈴のこと大好きなんだよ」
みみかは何も言い返せなかった。
今まで自分が一番の世界にいたからだ。
「そうだよ、みみかちゃん」
「来斗さん・・」
「美鈴ちゃんはね、こんな私たちにも常に優しく微笑んでくれるんだ、香月の服も好きでいてくれて、とてもいい子なんだ。
だから、部外者の君が私たち家族にかかわらないでくれるかな、確かに九は香月の兄弟だが、九は親戚だが、君は知らないよ。
美鈴ちゃんに今後害を与えたり、傷つけたりしたら、犬飼グループを敵に回したと判断し、徹底的に社会的に抹殺させていただく。
君はそれだけのことをしたと肝に銘じていてくれ。優二、みみかさんのお帰りだ。外まで案内してやってくれ」
「かしこまりました、みみかさん、こちらへどうぞ」
「あ、あなた、先程と呼び方が‥」
「私の大切な方々を無下にした方に礼儀は必要ないかと、玄関はあちらです、ではお気をつけて」
優二は玄関が見える階段まで来たらそそくさと持ち場に戻った。
普通は玄関の外までお送りするのが執事の役目、だが犬飼グループに迷惑を、来斗を怒らせた人にそこまでやる必要はないと優二の中で判断され、玄関までいかず、そそくさと戻ったというわけだ。
「そんな・・・」
みみかは今頃、敵に回した相手の恐ろしさを知ったのだった。
「おかえりなさいませ。零夜様、美鈴様」
美鈴はお辞儀をした。
「優二、母さんたちは?」
「応接室にて九(つくも)様とみみかお嬢様とお待ちです」
「そうか、わかった、行ってくる」
「はい、行ってらっしゃいませ」
応接室に向かった。
~応接室~
【コンコン】
「はい」
「零夜だ」
「入れ」
「零夜くん!!!」
入った途端零夜に女性が抱き着いてきた。
「零夜くん、大きくなったわね!!今いくつかしら??私が最後に会ったのは中学だったかしら!」
「ご無沙汰しております。みみかさん。私の彼女以外に抱き着かれたくないので離れてください」
「彼女?あ、ごめんなさ~い!いるの気づかなかったわぁ~!!」
あからさまな批判だった。
一緒に入ったのだから気づかないわけがない。
「彼女ってことは、あなたが零夜くんの対??」
「はい、零夜の対の月下美鈴と申します」
名乗ってお辞儀をした。
"バシャ”
「あ、ごめんなさ~い!手が滑って水かかっちゃったね!ごめんなさ~い!私ったら、おっちょこちょいだから~!」
「美鈴ちゃん!」
香月がすぐタオルを持ってきて髪を拭いてくれた。
「服まで濡れてるわね、こっちへ、服着替えましょう?」
「・・・はい」
美鈴は香月に連れられて席を外した。
「・・みみか、てめぇ、俺の大事な対に何してくれてんだ?」
「零夜、落ち着け!」
「うるせぇ、俺はみみかの野郎に聞いてんだよ、おい、みみか、俺の対に何してくれてんだ??」
「な、何って、ちょっと手が滑って水が・・」
”バシャ”
「あ~わりぃな、ちょっと手が滑ったわ、ごめんなさ~い!」
零夜は出されていた水のグラスをみみかにぶっかけた。
「でも、大丈夫だよな~?美鈴はもっと大量に水かけられたし」
そう、みみかは自分の近くにあった花瓶の水をぶっかけたのだ。
「俺がかけたのはグラスだからそんなに入ってねぇもんな???」
「・・・っ!!」
みみかは悔しそうな顔をした。
「着替えてくる!!」
「着替え??お前、替えなんてあるのかよ」
「・・香月さんに頼んで服貸してもらうのよ!!」
「母さんは美鈴を傷つけたやつに服を貸すわけねぇだろ」
「え・・」
「母さんはな、美鈴のことを本当の娘のように大事にしてるんだよ、父さんも、ここで働いてる屋敷の使用人たちも。みんな、美鈴のこと大好きなんだよ」
みみかは何も言い返せなかった。
今まで自分が一番の世界にいたからだ。
「そうだよ、みみかちゃん」
「来斗さん・・」
「美鈴ちゃんはね、こんな私たちにも常に優しく微笑んでくれるんだ、香月の服も好きでいてくれて、とてもいい子なんだ。
だから、部外者の君が私たち家族にかかわらないでくれるかな、確かに九は香月の兄弟だが、九は親戚だが、君は知らないよ。
美鈴ちゃんに今後害を与えたり、傷つけたりしたら、犬飼グループを敵に回したと判断し、徹底的に社会的に抹殺させていただく。
君はそれだけのことをしたと肝に銘じていてくれ。優二、みみかさんのお帰りだ。外まで案内してやってくれ」
「かしこまりました、みみかさん、こちらへどうぞ」
「あ、あなた、先程と呼び方が‥」
「私の大切な方々を無下にした方に礼儀は必要ないかと、玄関はあちらです、ではお気をつけて」
優二は玄関が見える階段まで来たらそそくさと持ち場に戻った。
普通は玄関の外までお送りするのが執事の役目、だが犬飼グループに迷惑を、来斗を怒らせた人にそこまでやる必要はないと優二の中で判断され、玄関までいかず、そそくさと戻ったというわけだ。
「そんな・・・」
みみかは今頃、敵に回した相手の恐ろしさを知ったのだった。