わがままな純愛 ケイレブとユリア
「ああぁ・・もちろん後で、
俺がやるから」
校長先生がクスクス笑いながら
「一緒にやりましょう、
ケイレブ」

ケイレブはそう声をかけられて、肩をすくめた。
「初めての共同作業が、掃除とはね・・」

ケイレブのトホホの言葉を聞いて、
「わたしゃ、ケーキを切らねば
ならんからな。」

赤い毒キノコ守護怪獣は、
ゆっさ、ゆっさと退場した。

ケイレブと天使は
顔を見合わせて、笑い合った。
それから、
二人は手をつないで、
掃除用具を取りに、歩きはじめた。

おわり

このお話は、後日談があります。
新しい恋のお話の、プロローグでもあります。
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