偶然に巡り合う幸せってあるのですね
「あの…失礼な事かも知れませんが…横山さんどこが悪いのでしょうか?」
「あぁ…お恥ずかしいことだが、ぎっくり腰でねぇ。」
「はっ?今何て?」
「ぎっくり腰で動けなくなってしまってなぁ。」
「ぎっくり腰だったのですね…でも良かった。」
横山さんは私の言葉に意味が分からずポカンとしているようだ。
ぎっくり腰とは驚いた。確かに動けないはずだ。
とんだ勘違いに、自分自身を苦笑する。
でも…悪い病気では無くて、本当に良かった。