交際0日、冷徹御曹司に娶られて溺愛懐妊しました

代役からはじまった夫婦の絆が今、さらに強く結ばれた。

キスが深まるにつれ、ふたりの体温が上がるのは必至。吉鷹はジャケットを脱ぎ捨て、ボウタイを抜き取った。

背中のファスナーを下ろしてウエディングドレスの裾をたくし上げ、茉莉花の素肌に手を滑らせる。


「……吉鷹さん、ここで?」
「俺に乱される自分を眺めながらっていうのも、たまにはいいと思うけど?」


茉莉花の体をくるりと反転させる。室内が明るいせいで鏡のようになった窓には、裾を持ち上げられ、淫らに足をさらした茉莉花が映っていた。

純潔を表すように真っ白なウエディングドレスのせいか、より卑猥に見える。吉鷹の言っていた背徳感の意味がよくわかった。


「だけど外から見えちゃう……!」
「心配しなくても見ているのは森だけだ。だからほら」


腰を突き出せと彼の手が言う。窓に映った吉鷹の熱を帯びた目に射られ、白旗を上げざるを得なかった。
永遠を誓い合った心のように深く繋がる体。茉莉花の手が、唇から漏れた吐息とふたりの熱で曇った窓を掻き、淫靡な跡をつけていく。
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