生徒会長さまに今日も溺愛されてます!

二人での登校

校門に近づくとだんだん歩いてる生徒も増えジロジロと突き刺さるような女子からの視線に身を縮こまらせる
特に

「なに、あの子めっちゃブスじゃん」

などの言葉には特に、自分でも私がブスって分かってる。
分かっててこんなにかっこいい月夜先輩と一緒に登校しててそれも手を繋いでるなんて

周りの視線ばかり気にしてたらあっという間に教室の前の廊下まで来てしまった。

「もう着いちゃったか、残念。まだ陽菜と一緒に居たかったけどこれ以上いたら陽菜に迷惑か」

少し寂しそうな月夜先輩

「いえ、そんなことは」

「そっか、じゃあもしよかったら今日お昼一緒に食べない?」

えっまさかのお昼のお誘い、嬉しい…

「えっいいんですか?生徒会のお仕事とか」

「大丈夫、朝終わらせたから」

朝って私を迎えにくる前?

「えっ朝って、別に…」

「俺がそうやりたいだけだし、陽菜との時間の方が大切だから気にしないで?」

そう言われるとなにも言えなくなっちゃう

「わかりました。」

「ありがとう、じゃあ昼休み迎えに行くからクラスで待ってて?」

「わ…わかりました待ってます」

そう言うと月夜先輩は微笑んで私のおでこにキスした。
途端に廊下にいた女子から悲鳴が、倒れてる人もいた
私も顔を真っ赤にして下を向いた。

「男の子嫌いだったね、ごめんね。でもいつかおでこじゃなくて口にできるといいな」

そう言って自分の口を指差す

「じゃあね」

そう言って月夜先輩は来た道を引き返して戻っていった
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