君からのご褒美。
うそ、でしょ……。

私の顔がだんだを熱くなっていく。

「村井さん、職員室に来なさい」
「はい……」

クラスメイトがいる前でいる前でこんな恥ずかしい事をバラされるなんて最悪だ。
恥ずかしすぎて穴に、いや、そこらへんにある紙袋でもいいから顔隠したい。

「村井マジかーw」「音痴の神がそこまでするとはw」

教室中全体から笑い声が聞こえる。
その笑い声が私の心にグサグサ刺さっていく。

あー、ほんと嫌!! 私がした事間違ってたのかな?

「早く行けよ村井」

気になってた隣の席の高木もそう言う。

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