俺様外科医は初恋妻に一途な愛を貫く~ドSな旦那様の甘やかし政略結婚~
歩み寄り笑顔を向けた。こんなタイミングで出会えるなんて、なんだか偶然とは思えない。

「もちろんよ。一度でも占った人は忘れないわ」

「実は以前の占いの結果が怖いくらいに的中したんです。私、婚約すると思っていた人の弟と結婚しました」

占い師は私の現状を聞いてもまったく驚いた様子はなく、穏やかに微笑んでいる。

なにもかもお見通しなのかもしれない。

「また占ってもらえますか?」

尋ねると、椅子を勧めてくれる。

「なにを占う?」

彼女の向かいに座り、昨日の出来事を話した。

夫の単なるヤキモチだとは思えず、心に引っかかっているのだと。

そして私と隆成さんの名前と生年月日を紙に書いた。

占い師はそれを受け取り、水晶玉に手をかざす。

いったいどんな鑑定結果が出るのだろう。前回が大当たりしているから、心臓がバクバクする。

「……そうね。たしかにあなたの夫はヤキモチを焼いているわけではないわ」

「やっぱりほかになにか理由あるんですか?」

思わず前のめりになった。

彼女の解答が怖いのに、早く聞きたくてたまらない。

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