エリートパイロットには敵いません!?
「えっ!何この子。超かわいいんだけど。想良ちゃんうちでバイトしない?」

「やめろ。今から想良ちゃんと話があるんだ。店番してこい店番」

海都さんをさっさとあしらった日浦さんと向き合う。

言い出すなら今が最適だろう。

「……あの提案お引き受けいたします」

言った。私、ちゃんと言えた。

「いい返事がもらえて嬉しいよ。ありがとう」

思わず日浦さんの笑顔に見惚れてしまいそうだけど、ぐっと耐えて最終確認を行う。

「本当に、大丈夫ですか?ただの大学生だし、内定はいただいているとはいえ収入も社会的地位も低いですけど、本当に私でお見合い阻止できますか?」

「うん。大丈夫だよ。本当に助かる。じゃあ“これからの話”をしようか」
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