超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡
目は切れ長の甘い顔で、色気がぷんぷん漂ってくる。
女性関係もかなり派手。
家に連れてくる女の子も、いつも違う。
俺はめちゃくちゃ一途だっていうのにまったく瑠河のやつときたら。
というわけで、がたいのいい煌河とチャラい瑠河、それから自分で言うのもなんだけど、細マッチョ気味の俺。
という具合に、俺たち兄弟はまったくといっていいほど似ていない。
まぁ煌瑠と瑠河の共通点といえば、おせっかいなくらい世話焼きで、過保護で、俺になにかとかまってくるところかな。
そんなことを思っていると、
「じゃあそっちの~、髪の色の茶色い子は?」
と、バックミラーをチラッと見ながら瑠河が聞いた。
「あ、オレは山田悠真って言います。よろしくお願いします。サッカーやってます。祖父がイタリア人でクォーターです」
え、マジ?山田ってクォーター?
だから彫りが深いのか。
そうびっくりしていると、「よろしくね~。じゃあ、その隣の子は~?」
と瑠河が聞いた。