超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡


『で、あとは、マスク。これで完璧なんじゃない?』

『…………』

『あ、忘れてた。アンタ、服装もダッサくしてよ?今だって、オーラありすぎ』

『……って、コレ。家着なんですけど、夏帆さん』

 自分のTシャツを見下ろし、指で少しつまむ俺。

 そんな俺に、明らかにイヤそうな顔を向ける夏帆。

『アンタ、二重の意味でムカつくわ。1つ目は、家着なんかで今日来たこと。2つ目は、そんな適当な格好でも、明らかに一般人と違うこと』

『…………』

『あー、ムカつく!!ムカつくから……。アンタ、着ぐるみでも着ていけばっ!?で、ガキんちょに、ボッコボコにされるがいい!じゃーね!!』

 最後はキレ気味に叫んで、レジの前で少し止まって、それからものすごい勢いで店を出て行った。
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