溺れる遺伝子
「ヒナ、遅くなったけどクリスマスプレゼント。」

部屋に戻ってきたツバサはなにか包みをヒナに渡した。

「あ、ありがとう!」

「はやく!あけてみて!」


不思議な微笑をうかべるツバサ。
その微笑にいやな予感がした。


「……サンタの服!?」

「うん!着てみて!」

「うん。じゃあ着替えてくる…。」




「―――だめ。ここで着替えて。」
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