幸せのかたち
奇跡
自宅に帰ったら、
さくらしか居なかった。
「あーあ。私の負けかぁ。」
さくらがつぶやいた。
どうやら結果を
メールで聞いたらしい。
「絶対めぐちゃん良い子だから、
茉美さん捨てて
くっつくと思ったのに。」
「お前な、俺を何だと
思ってんだよ。
茉美に言ったら殺されるぞ?」
「冗談だよー。」
そう言ってさくらは
リビングから出て行った。
(全く…。)
俺は呆れながらソファに座った。
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