貢ぎ物の令嬢ですが、敵国陛下に溺愛されてます!~二度目の人生は黒狼王のお妃ルート!?~
「今日は婚約者さんと一緒じゃなかったんですか? 放置するなんてひどいですよ」
「じゃあ今からでも広間に戻ろうか。君のそばを離れて彼女の手を取ってもいいならね」
「まあ、やっぱりひどい人です。私が悲しむのをわかっていて言ってるんでしょう?」
嫌というほど聞いた声がふたつ。
昼間ならば、目が覚めるような金髪とオリーブグリーンの瞳が美しい男と、雪の精とうたわれるほど淡く見事なプラチナブロンドにブルーグレーの瞳を持つ愛らしい女が見えていただろう。
しかし明かりがなくとも、ナディアにはわかっている。
「じゃあ今からでも広間に戻ろうか。君のそばを離れて彼女の手を取ってもいいならね」
「まあ、やっぱりひどい人です。私が悲しむのをわかっていて言ってるんでしょう?」
嫌というほど聞いた声がふたつ。
昼間ならば、目が覚めるような金髪とオリーブグリーンの瞳が美しい男と、雪の精とうたわれるほど淡く見事なプラチナブロンドにブルーグレーの瞳を持つ愛らしい女が見えていただろう。
しかし明かりがなくとも、ナディアにはわかっている。