びっ…chiちゃん!!!


「馬鹿っ空気読め!」

桃真が言った。

「確かに璃音と行くのは違うなぁ...」

「えっ...」

あからさまにショックを受ける璃音。

「俺じゃないの...だって俺弟だぜ...え...姉ちゃん.....」

「ふふっ、璃音一緒に行く?」

「えっ!俺はっ!!!」

次は桃真が反応する。

「いや、いい。行ってきて、二人で。俺ゆづみとくし」

「それは駄目。ゆづは連れて行く」

「24日は恋人の日だ。25日が家族の日」

璃音の真剣な眼差し。
< 102 / 156 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop