びっ…chiちゃん!!!


「桃真...よろしくな、奏音のこと.....」

「もう、父ちゃんが泣いてどうすんのっ」

「桃真ちゃん、奏音、幸せになるんだよ」

「ありがとう、母ちゃん」

「ありがとう...ございます」

「さっ、次は璃音の番だよ」

「何が?」

「あたし知ってるんだから。いい感じの子が出来てもゆづが居るからって断ってたの。璃音の子供じゃないんだから璃音がゆづの為になんでも我慢しなくていいんだよ」

「お、俺はっ...」

「知ってる、あたしとゆづの事一番大事にしてくれてたのは璃音だよ。ありがとう」

少しうるうるしている璃音の目。

「泣くなよ璃音」

「泣いてねーよ」

その日の夜中、あたしはサンタさんになってゆづの枕元にプレゼントを置いて寝た。
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