びっ…chiちゃん!!!


「俺、奏音ちゃんならガチで付き合ってもいいなぁって思ったんだよ」

「何言ってんの(笑)お互い体だけの関係を同意した上で会ってたじゃない」

「けどさ」

「んーん、あたしはさっきの彼がすきなの」

奏音...。

「でもじゃあなんで泣いてんの?」

「あたしの過去が彼を傷付けたんだ。あたしが悪いの、仕方ないの」

「俺なら過去も知ってる。俺以外にも複数の男と関係持ってたの知ってる。俺なら過去も受け入れるよ...」

「駄目なの、桃真じゃなきゃ.......」

「奏音ちゃん...ごめん、今はこうさせて」

俺はこの手で奏音を抱きしめたいのに、涙をふいてあげたいのに、今奏音はあいつの腕の中。

俺の出る幕ねーじゃん。
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