びっ…chiちゃん!!!


「え!奏音後夜祭出れるの!?」

月樺が言った。

「うん、出るよ」

「やったぁーっ!」

叶羽が抱きついてきた。

「はーい、そのままでいいから話だけ聞いてくれー」

先生が教室に戻ってきた。

「改めて、今日は高校生活最後の文化祭、お疲れ様でした」

「ちょっと先生、泣けて来ちゃうじゃない、やめてよ(笑)」

あたしは言った。

「ほんとだよねー」

「ねー」

月樺と叶羽も言う。

「片付けは明日。後夜祭、楽しんでくださいっ、解散っ!!!」

「「「いえーいっ」」」

みんなそれぞれ教室を飛び出した。

ガランとした教室にあたし達6人だけが残る。
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