架空女子でごめんね
第4章

第1話 可愛いって言われたい


期末テストが終わって。

夏休みが近づいてきている。

セミが楽しそうに大合唱していて、そのことが夏をより実感出来る。



CC女子高等学校。

放課後の、1年2組の教室。



「あー、本当にどうなることかと思ったぁ!津山さんの恋と、私の期末テストの結果!」



島田さんが机にだらんと腕を投げ出して、大きく息を吐いた。



「まぁねー、津山さんの恋は、ハッキリ言ってマジで終わったと思ってたよ」

「またぁー、山川ぁー、あんたハッキリ言い過ぎなんだよぅ」

「島田のテストの結果のことは、なんにも心配してなかったよ」

「えっ、本当?」



山川さんはニィッと笑って、
「だって、気にしてなかったもん」
と、言い放った。



「気にしてよぉぉぉぉっ」



島田さんの絶叫をスルーして、山川さんは福本さんとマシュマロのお菓子を食べている。



「あ、美味しいね。これ」

「今度私も買お〜ぅ」



< 110 / 132 >

この作品をシェア

pagetop