僕色のセカイを。
才能が欲しい。
そう願うのは何度目だろうか。

月明かりが差し込むだけ。暗い部屋の中、開いたパソコンの画面に表示される無数のアンチ、批判、批難……。僕の心は拒否している筈なのに、目に触れると勝手に読んでしまう。初めての曲を作り、投稿してから三年。当時、僕の中にあった「悔しい」と言う名の気持ちは何処へ消えたのだろう。そんなのは知らない、どうでもいい。「どうせ、僕に才能なんかないから…」そんな風に、僕はいつの間にか開き直っていた。でも実際の所、所詮、夢は夢でしかない。「○○するのは夢を叶える為」と大の大人達はよく言うが、果たして本当なのか。
そんな事を考えながら、僕は再びパソコンに目を落とす。「この曲上出来だから、今度こそ夢が叶う」って思って、信じていたのに……。いつだって、僕の曲は誰にも理解されないままだった。
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