秘夜に愛を刻んだエリート御曹司はママとベビーを手放さない
 それが偽りのない本音だった。彼女をさらってどこか遠くへ逃げてしまおうか。
 鍵のかかる部屋に閉じ込めて、誰の目にも触れさせない。そんな犯罪者じみた妄執にとらわれてしまいそうになって、志弦は慌てて頭を振った。

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