そしてきみは朗々と未来を語った(詩集)

花明かり

「花明かり」



あの道を一緒に歩こう、と約束していたから、今日までどうにかやってこれたよ。花明かりの中、きみの背中に負われて見た景色は、どこもかしこも目一杯の春で。ひらひらと降ってきた花びらがきみの頭に乗って、くすくす笑って。ねえ、わたし、幸せよ。幸せだったよ。



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