次期頭取は箱入り令嬢が可愛くて仕方ない。
◇デートに行きます


 ランチを一緒にして数日後の月曜日。今日は、私は佑さんに誘われてお出かけする日だ。


「これで大丈夫だよね」


 私はアウトレットパークに行くと事前に聞いたのでそれにふさわしいデート服にするために頑張っておしゃれの勉強をした。
 佑さんは大人な男性だから、少しでも彼に相応しい大人っぽい女性になりたくて、ネットでデート服の検索をしメイクも色々なサイトで調べて初めて服や化粧品をネットショッピングで購入したけど……いざ、この格好で彼の前に出ると思ったらなんだか自信ない。

 髪を整えて、時計を見ると迎えに来る時間の十分前になってしまっていて私は急いで自室から出てお母さんに声をかけてから外に出た。


「あ、なっちゃん。デート?」

「山下さん。う、うん。……デート、です」

「だから有給取ってたのね〜ふふ、頑張ってね」


 お店の敷地内で就業時間前だったため、従業員の人と挨拶をして佑さんが来るであろう駐車場に行くとちょうど車が入ってきたところだった。

 運転する彼と目が合いお辞儀をする。頭を上げれば彼は微笑み、軽く手を振った。この前同様、佑さんは一発で完璧に駐車をすると車を降りて颯爽と降りてくる。


< 26 / 54 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop