ドーナツの穴になりたかったの(詩集)

他人

「他人」



不思議ね。ついこの間まで他人だったわたしたちが、今はおんなじ家に住んで、おんなじものを食べて、服からはおんなじ洗剤の香りがするなんて。わたしたち、他人から家族になったんだね。


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